吉野本葛とは、「葛」の根から取り出した「葛でん粉」だけを原材料とし、
奈良県の吉野地方近辺で寒水に晒して精製したものをいいます。
ですので、商品の原材料名は「葛でん粉」
もしくは「くず粉」となります。
吉野葛とは、葛でん粉とさつま芋から採取した
「甘しょでん粉」を混合したものをいいますので、
商品の原材料名は「葛でん粉・甘しょでん粉」となっており、
「葛類似品」として販売されています。
価格もまったく違うので、しっかりと原材料を確認して購入してください。
お腹の調子を整えてくれる食材です。
- アレルギーを持っている子
- お腹が弱い子
- 肌が弱い子
- 食事の変化に敏感な子
などにオススメです。
また、 消化吸収がよくカロリーも高いので、
胃腸への負担を抑えてエネルギーを摂取できる
という効果もあります。
とくに、手術を受ける前に体力をつけたいときや手術後の回復期におすすめ。
もちろん、ちょっと体力が落ちてきたときにも飲ませましょう。
ただし、くずを溶いただけでは香りに魅力がなく、なかなか食べてくれないときがあるので、
肉や魚の煮汁を使って葛を溶くと解決できることが多いです。
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吉野本葛の原材料は、山地に自生する「葛」の根から取り出したでん粉を
「吉野晒し」という製法により精製します。
本葛の製造は、昔から12月から翌年3月までの冬季に行われてきました。
気温が低いためでん粉が腐敗しにくく、 冬に向けて葛根に含まれるでん粉量が
増大することを昔から知っていたのでしょう。
良質なでん粉を含む葛根は山奥深くに生えており、10年くらいまで成長したものが
最も品質の良いものとされています。
このため葛根を掘るには、まず葛が多く生えている場所を探し、そこから
山奥深くに入り、 1本1本掘り起こさないといけません。
さらに掘り起こした根は、山から担いで降りなければいけません。
山から掘り取った葛の根は細かく砕き、根に含まれるでん粉をもみ出し、
底に沈んだでん粉を取り出します。
葛粉を精製するためには何十回も水を替える必要があります。
本場吉野では1回のさらしで奈良県吉野山系の天然水を約3000リットルも使います。
こうして作られる葛粉ですが、原料となる1kgの葛根から作られる
吉野本くず粉の量はわずか50g程度と、とても希少な商品です。
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葛粉の原材料となる「葛根」は国内産の他、一部韓国産、中国産も含まれています。
すべて山地に自生する葛根を使用し、葛粉の精製は奈良県で行っておりますのでご安心ください。