須崎動物病院では、体調不良の子に具合の悪い場所のケアと同時に、「口内ケア」をおすすめしております。 理由は、歯周病菌が、体調不良の原因のひとつであることが疑われ、その可能性を否定することが出来ないからです。
これまで食事療法をおすすめすると、その6割は食事内容を見直すだけで改善しています。しかし、残念ながら残りの4割は、あるところまできて改善が足踏みしたり、変化がなかったりということがありました。そこで、口内ケアを取り入れてみるると、 食事療法だけでは改善しきれなかった子に、有益な影響をもたらすケースが増えてきたのです。
最近、健康バラエティー番組などでも紹介されご存知かもしれませんが、「動脈硬化のプラークから歯周病菌が発見された!」という衝撃的な事実があります。「歯周病菌は、血液やリンパ液を介して全身に広がり、その結果、万病の元になる」ということが分かっております。口内状態を適切に維持することは、元気で長生きの秘訣です。
では、口内状態が適切か否かを飼い主さんがどのように知ることが出来るのでしょうか?
歯周病などで、口内が不適切な状態である特徴の一つに「口臭」があります。ですから、「ウチの子お口が臭い…」は、このまま放置しては危ないよ!という「お知らせサイン」なのです。口臭に気が付いたのならば、ペットさんの健康のためにも、口臭予防対策を真剣に考えてみましょう。
しかし、ミントで口臭だけを減らしても《根本的な解決》にはなりません。では、口臭対策の根本的な解決とは、何なのでしょうか?
口臭の根本原因は「歯周病」です。歯周病の根本原因は、「口内細菌」です。この「口内細菌対策」をしてこそ、本当の意味での口臭対策になるのです。
かといって、口内細菌も減らすけれど、身体にもダメージを与えるような方法では、飼い主さんも不安だと思います。
そこで須崎動物病院では、「身体に優しい、口内細菌対策」に濃縮植物エキスの『マウスリセット』をご使用いただき、安全で確実な口内細菌除菌方法をおすすめしております。
植物のエキスには、殺菌作用があることが知られています。身動きができない植物は、そのような物質を放出して身を守っているからです。その中でも有名なエキスにフィトンチッド・エキスがあります。
フィトンチッドとは、「植物が、カビや微生物、昆虫といった外敵から身を守るために放出する130種類以上もの成分からなる気体成分」のことで、 Phyton(植物)と、 Cide(殺す)を一つにした造語です。1930年頃、当時のソ連、レニングラード大学のB.P.トーキン博士によって名付けられました。本品は、樹木・植物を低温圧縮して絞り出した植物性エキスを、特殊な方法で濾過を重ねながら不純物を取り除き、純水溶性に作り上げた濃縮植物エキスです。
では、このフィトンチッド・エキスは、どのぐらいの殺菌作用があるのでしょうか?
マウスリセットは、フィトンチッド・エキスの中でも、食品添加物としての認可をとった純度の高い液体で、人間のガムやキャンディーにも使える、安心して口内に入れられるエキスです。
味は、「くん製」風味です(口に入れた方は、この表現でみなさんご納得いただいております)。 人間の食品では、口臭・便臭・体臭・加齢臭対策用の機能性食品に添加されております。