●●病にはコレ!
2015/08/24
ここ最近、毎日のように
体調不良や病気のワンちゃん、ネコちゃんの
飼い主さんからお問合せをいただきます。
「うちの子、●●の症状(病気)なんですけど
何を食べたら効きますか?」
「■■病でも食べられる商品はどれですか?」
当店にお寄せいただくお問い合わせの中で
かなりの割合を占めているご質問です。
元気のないわが子を前に
とても不安で心細くて、誰かに
「そういう時はこうしたらいいですよ」
と言ってもらいたい、
そんな飼い主さんのお気持ちは
本当によくわかります。
中にはたまたま、
食材や食事だけで改善するケースもあるでしょう。
ですが、食べ物に病気を治癒したり症状を消すといった
「医療行為」のようなパワーは、残念ながらありません。
あくまでサポートとお考えいただきたいと思います。
そして、ペットでも人間でもそうですが、
食事や健康法に「正解=万能のツール」もありません。
「●●病にはコレ!」といった答えはないのです。
なぜなら、その子その子によって
症状や病気の根本原因は異なり、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
原因によって対処が異なるからです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もっとも、水分不足からくる排泄不良で
一時的に皮膚にトラブルが起こったり、
尿に結晶が出たり、、、
というケースであれば、手作りごはんなど
水分の多い食事を摂ることで
水分不足が解消され、
排泄モードのスイッチが入り、
皮膚や結晶などの目に見える症状が
消えることもあるでしょう。
しかしながら、当店にお問い合わせをいただく子の
ほとんどは軽症といえない子が多く、
ある一定のところまでは食事で改善しても
完全とまではいかないのが現実です。
そもそも、改善と完治は意味が違いますよね。
完治を望むのであれば、問題の根本原因に
焦点を合わせた対処が必要ではないでしょうか?
もちろん、その根本原因を私たち飼い主が
探ることは非常に難しい(恐らく不可能)ですから、
以下の方法をご提案したいと思います。
======================================================
★かかりつけの獣医師の食事指導を守りながら
水分の多い食事に切り替えてみる。
この時、量は少なめ!←ココ重要!!
先生の指導や治療に納得できない場合は、
説明を求めるか、それでもダメなら他の病院を探す
といった勇気も、時には必要かと思います。
★1ヶ月~2ヶ月続けて改善が見られないようなら
食事療法に精通した先生の門を叩く。
===============================================d(ゝC_・o)
確かに、食事はとても大切!!
でも、体調を崩したり病気になったりする原因は
「食事だけ」にあることはごく稀で、
病原体や化学物質、重金属、ストレスなど
様々な要因が絡み合っていると考えられます。
みなさまには、
「今の」その子とそのご家庭に合った方法を
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
見つけていただきたいと思います。
ちなみに食事面では、どのような症状や病気でも
●基本は水分たっぷりの食事!
●水分量を増やすために野菜を使うのは大賛成!
そして、体のどこかで炎症が起こっているときは
●少食を心がける
●牛製品、乳製品、小麦製品を控える
ということを、
頭の隅っこに置いておいていただけると嬉しいです。
体調を崩している子、病気の子、
みんな早く良くなりますように…。